歯周病と全身疾患について

歯周病菌は全身を巡ります。

歯周病の菌が原因で全身的な問題が起こるという話は最近よくされていますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

歯周病菌はお口の中の血管から侵入して全身に移動していきます。そのため、お口の中の菌や歯周病菌が原因と思われる疾患などが報告されております。

(余談ですが、歯石を取った後献血をしないように日本赤十字のHPには出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)をした方の献血をご遠慮いただいていると記載されています。これは血液中に細菌が入り込んでしまっているからです。)

悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、肺炎が死亡原因の6割ほどを占めておりますが、歯周病菌が関与していると考えられる心疾患、脳血管疾患、肺炎がその半分を占めます。歯周病の改善によって長生きする可能性が高まるのではないでしょうか。

歯周病が関与すると考えられる主な疾患

一番有名なのが糖尿病との関係です。

厚生省の方でも糖尿病の方の歯周病治療の重要性を記載した下記のページがあります。

歯周病と全身の状態 糖尿病と歯周病

糖尿病と歯周病は、共に、代表的な生活習慣病で、生活習慣要因として、食生活や喫煙に関与します。糖尿病は、喫煙と並んで歯周病の2大危険因子であり、一方、歯周病は、3大合併症といわれる腎症、網膜症、神経症に次いで、第6番目の糖尿病合併症でもあり、両者は密接な相互関係にあります。しかし、慢性炎症としての歯周炎をコントロールすることで、糖尿病のコントロール状態が改善する可能性が示唆されています。

(厚生省 e-ヘルスネットより)

歯周病と関連する全身疾患リスト

  • 狭心症・心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 糖尿病
  • 低体重児早産
  • 誤嚥性肺炎
  • 関節炎・腎炎

歯周病のトピックスへのリンク


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