細かいことですが、歯茎の再生治療は何を再生させるのでしょうか?

歯茎の再生治療といって下がってしまった歯茎を回復させる治療のことはもうご存知でしょうか?

 

歯茎の再生治療では、露出した歯の根っこの上に歯茎が覆うようにする方法です。(多くの場合皮膚の移植を合わせて行います。)

 

歯茎の再生では、単に歯の根っこに歯茎が張り付いているだけでなく、結合組織という歯の根っこと歯茎をくっつけるコラーゲン線維の回復を行います。そのため、再生を促すエムドゲインというお薬を使用します。

 

この結合組織が回復しないと歯周ポケットと言って歯と歯茎の間に隙間ができてしまいます。

 

多くの歯医者の先生も理解されていないことですが、結合組織をしっかりと回復して再生治療を行うことが歯茎の再生治療を行う上で重要だと思います。

 


歯茎が下がると歯茎の中の結合組織も失います。

露出した歯の根っこ
露出した歯の根っこ

また、歯茎が下がってしまうと何が問題か?というご質問をいただくことがありますが、これも先ほどから何度も出てきている結合組織という歯と歯茎をくっつける組織がなくなってしまうことが問題です。

 

歯茎が下がると結合組織がなくなり、回復させるためには結合組織を回復させなくてはいけませんので、歯茎が下がらないようにしっかりと予防することも大切です。

 

歯茎の再生治療と歯周病

 

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本日のブログまとめ

歯茎の再生治療について

歯茎が下がってしまった状態を回復させる「歯茎の再生治療」をご存じでしょうか?

この治療では、露出した歯の根っこの上に歯茎を覆うようにする方法を取ります。多くの場合、皮膚の移植 を組み合わせて行います。

歯茎の再生治療の仕組み

単に歯の根っこに歯茎を貼り付けるだけではなく、結合組織 と呼ばれる、歯の根っこと歯茎を密着させるコラーゲン線維の回復も同時に行います。このため、再生を促進するための薬剤 エムドゲイン を使用します。

もし結合組織が回復しないと、歯と歯茎の間に隙間ができてしまい、いわゆる 歯周ポケット が形成されてしまいます。

結合組織の回復の重要性

実は多くの歯科医師が見落としがちなポイントですが、歯茎の再生治療を成功させるためには、結合組織のしっかりとした回復 が欠かせません。これを適切に行うことで、より良い治療結果が期待できます。

神田ふくしま歯科では無料カウンセリングを行っておりますので、歯茎の再生治療にご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください!


神田ふくしま歯科では、歯茎が下がってしまってお悩みの方に無料カウンセリングを行っております。

 

治療件数が豊富なドクターがお口の中を拝見して治療のご説明をいたします。無料カウンセリングはご予約制となります。

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~歯茎の再生治療の注意~

 

お写真を見ていただいてわかるように回復した歯茎が剥がれてしまっているということはありません。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。

 

 

歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税別)かかります。

 

歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が一部吸収しているケースに関しては、部分的に露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。歯と歯の間の隙間がきになる場合は、隙間をダイレクトボンド法などで埋める治療を行います。

 

 

リスク

 

外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。

 

歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。