歯周病で歯が揺れてしまっている場合、歯周病治療の効果が出にくくなります.そのため、歯ぐきの再生治療や骨の再生治療を行う場合,歯の揺れを止めるために歯の固定と言う事を行います.
歯の固定は揺れている歯を何本かまとめる事で歯の揺れを抑えます.
歯周病の方は通常、歯を支える骨が吸収してなくなってきています。歯茎の内部の骨が歯周病の炎症によって吸収してしまっています.
そのため、歯周病の方の再生治療は骨の再生治療と行う事になります.吸収してしまった骨を再生させて回復させる事で、歯周病を治します。
骨の再生治療は、骨の吸収度によって再生治療の方法や材料が変わります。骨の再生治療は、歯石をお取りしただけではほとんど再生しないため、再生材料を使用する事になります.
まずは、歯周病が進行してしまった場合、歯石とりと歯ブラシ、歯の揺れの固定をまずは行います。歯茎の腫れが落ち着いた段階で骨の再生治療を行います。骨の吸収が大きければ多くの材料を複合して使用します。人工の骨、骨の誘導を促進する材料、皮膚の侵入を抑える幕などを合わせて使用することがあります。
骨の再生治療に関しましては下記のリンクページに詳しい内容を記載させて頂いております.クリックしてご覧ください.
骨の再生のページ
お問い合わせ
神田ふくしま歯科
東京都千代田区神田鍛冶町3−2−6F スターバックス上
03−3251−3921
0120−25−1839
お電話でのお問い合わせは、営業時間中に承っております。営業時間外はメールにてお問い合わせください。
メールお問い合わせ
~歯茎の再生治療の注意~
お写真を見ていただいてわかるように回復した歯茎が剥がれてしまっているということはありません。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。
歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込)かかります。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。
骨の再生治療の注意~
骨の再生治療は保険外診療となります。当院では骨の再生治療1回の処置で4~6本の骨の再生治療を行いますが、22万円(税込)かかります。
骨の再生治療は、完全に元の骨の状態に戻せるわけではありません。このケースのようにある程度骨の回復をさせたとしても、完全に歯の揺れが止まらない場合は、歯の揺れを止めるために連結固定をします。固定が必要があることが多いです。
骨の再生治療は外科処置となります。骨の再生治療後に炎症を起こしたりしないよう、外科治療前にしっかりと歯茎の炎症を取ることが必要になります。
歯周病と歯・骨の再生治療に関するFAQ
Q1. 歯周病で歯が揺れるのはなぜですか?
A. 歯周病が進行すると、歯を支える骨が炎症によって吸収されるため、歯が揺れるようになります。歯の揺れは歯周病治療の効果を出にくくする要因の一つです。
Q2. 歯が揺れている場合、どのように治療しますか?
A. 歯の固定を行います。揺れている歯を複数本まとめて固定することで、歯の動きを抑え、治療効果を出しやすくします。
Q3. 歯周病の再生治療はどのように行われますか?
A. 吸収してしまった骨を再生させるために、骨の再生治療を行います。これにより歯を再びしっかり支えられるようにし、歯周病の改善を目指します。
Q4. 骨の再生治療にはどんな材料を使いますか?
A. 骨の吸収状態によって治療法や使用する材料が変わります。
-
人工の骨
-
骨の再生を促進する材料
-
皮膚の侵入を防ぐ特殊な膜(メンブレン)
などを組み合わせて使用することがあります。
Q5. 骨の再生治療はどのタイミングで行いますか?
A. まずは歯石取りやブラッシング指導、歯の固定で歯茎の炎症や腫れを落ち着かせます。その後、骨の吸収度を確認しながら、必要に応じて再生治療を行います。骨の吸収が大きい場合は、複数の再生材料を組み合わせて使用します。
📍 まとめ
歯周病で歯が揺れている場合は、固定+歯周病治療+骨の再生治療を組み合わせることが大切です。早期に治療を始めることで、歯を長く残せる可能性が高まります。
👉 歯が揺れてきた、噛みにくいと感じた方は早めに歯科医院でご相談ください。