全体的に歯茎が下がり始めてしまった場合、全部の治療をすることが良いのですが、時間も費用もかかりますので、まずはきになる部分あるいは悪い部分から歯茎の再生治療を進めることも可能です。
全体的に歯茎が下がってしまっていますが、今一番気なる部分を試しに歯茎の再生治療を行ってみたいということで、上の犬歯の歯茎の再生治療を行いました。
~歯茎の再生治療の注意~
歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込)かかります。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しているケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。歯周病が進行したケースなど歯を支える骨の吸収したケースでは、歯茎が回復しない場合もあります。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。