歯茎が下がってしまうことがありますが、どの辺まで下がってしまったら直したほうが良いのでしょうか?
もちろん、歯茎が少し下がってしまった段階で歯茎を回復させるほうが良いのですが、費用もかかる処置ですので迷われるのではないでしょうか。
放置しておける限界は、歯が残せる範囲内ということで、歯の根っこの先端まで歯茎が下がる前には歯茎の再生を行った方が歯を残すためには良いでしょう。
歯の周囲の骨は、通常歯茎の位置から3ミリほど離れた位置になるまで吸収しますので、歯の根っこの先端から3ミリの所まで歯茎がなくなる前に歯茎を回復させると良いでしょう。
歯の位置にもよりますが、5ミリ以上歯茎が下がってしまってきたら要注意でしょう。
歯茎が下がりすぎた場合の歯茎の再生治療

フォーカスしている写真の歯は、歯茎が5ミリほど下がってきています。こういったケースは、早めに歯茎の再生治療をすることをお勧めしております。

本日のブログまとめ
歯茎が下がった場合、どのくらいの段階で治療を始めた方が良いか迷うこともあるかと思います。ここでは、歯茎の再生治療を検討する目安についてわかりやすくご説明します。
①【早めの治療が理想的】 歯茎が少し下がり始めた段階で回復治療を行うことが最も理想的です。ただし、費用がかかるため、治療のタイミングについて悩まれる方も多いでしょう。
②【放置の限界ライン】 歯茎が下がっても歯を残すことができる限界は、歯の根の先端部分までです。歯の根元が完全に露出してしまう前に治療を開始することが、歯を長持ちさせるためには重要です。
③【具体的な目安】 通常、歯を支える骨は歯茎の位置から約3ミリ下がったところまで吸収します。そのため、歯の根の先端から3ミリ以内に歯茎が近づく前に治療を始めると良いでしょう。歯茎が5ミリ以上下がってきたら、特に注意が必要です。
神田ふくしま歯科では、経験豊富なドクターが無料カウンセリングを行っています。歯茎の状態が気になる方はお気軽にご相談ください。
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~歯茎の再生治療の注意~
お写真を見ていただいてわかるように回復した歯茎が剥がれてしまっているということはありません。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。
歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込)かかります。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。